相撲部に入ろう!大キャンペーン!!






 体育会に入ることを躊躇っている多くのサイレント・マジョリティーな市民諸君。体育会に入ろうと思っているマイノリティーな君達。きっと君達のいずれにとっても相撲部への入部なんて論外も論外。大論外のことと思う





相撲は恥ずかしいからか?廻しをまいて尻を衆視にさらすのは恥ずかしいからか??確かに最初は抵抗がある。かくいう僕もかなり赤面をした。

でも幸か不幸か我々ホモサピエンス・サピエンスには「慣れる」という機能が設計されている。大丈夫そのうち慣れる。あの偉大な漢民族も乾隆帝のこのには多くの民が抵抗なく辮髪にしていたではないか。

身体がでかくないからか?でかくなくても相撲はとれる。体重別の試合もあるし、べつにプロになるわけではあるまい。ビジュアル系相撲部を標榜する我々は太って強くなることをよしとしない。逆に相撲を週に2回やってみ給え。身体はかなり締まる。かくいう僕もその体験者である。使用前、使用後の写真をみせたいくらいである。

痛そうだからか??たいして痛くはない。日頃から練習するあいても試合であたる相手も特にでかいわけではない。だからたいしたことない。それに幸か不幸か我々ホモサピエンス・サピエンスという種には慣れるという機能が装着されている。あの偉大なカエサルを葬り去ったローマの元老院もアウグストスを歓喜で迎えたではないか。








 相撲部は20世紀最後の年に産声をあげた。つまり伝統も歴史もない。でもだからこそ随分多種多様な創業者利益を享受できる。(アップルの起業に参加した人たちのその後を見てみ給え。)相撲部ならでは、あるいは名大相撲部ならではの得点もある。


 たとえば、1)相撲部員だというと、どこに行ってもビックリされる。まずビックリされる。個性が尊重される時代貴重である。2)選手層が薄いからちょっとやるとすぐ活躍できる。今年の我々の戦績をみてくれ給え。全員素人がはじめてこれである。3)他大学とのかなり濃密な交流MBAなんかいかなくてもかなりのネットワークが手にはいる。4)東京(原宿)とパリにただで利用できる宿泊所がある。5)国技館の土俵で相撲がとれる。(結構ネタとしてはいいでしょう?)6)スッチーや看護婦と合コンができる。7)フランスへの留学の道がひらける。なぜかフランスの某大学の副学長が肩入れしてくれてるので。8)毎週のようにしゃぶしゃぶ食べ放題がただで喰える。9)ターザンを買わなくてもナイスバディーが手に入る。現在の名大相撲部の平均体脂肪率は16%。)10)時代を先取りできる。グローバリゼーションの急激な進行の中でいかにローカルなコンテンツが重要なことか。野見宿禰以来の文化を身にまとってみ給え。









 以上総括すると相撲部へ入部をしてみるということが妥当だという結論に達する。ちょっと強引かもしれないが、すべての道がローマに通ずるのと同じくらいにそうなんである。嘘だと思うならアッピア街道をナポリから北上して見たまえ。やがてサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノの大伽藍がその視界を覆うであろう。そして廻しをまいて金の鯱をつけ、国技館の土俵に立ってみ給え。ほんの少しの後悔と、胸を塞ぐセピア色の幸福感とともに新しい世界がその視界にひらけるであろう。キャプテン・クックにも発見しえない濃緑の新大陸が



 

で、じゃあ入ってみようかな、とちょっとでも思った聡明な市民諸君は、男女(美人マネージャー同時募集中)をとはず、メールをくれ給え。即刻金鯱輝く濃緑の新大陸への上陸を許可しよう!!